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My mother and stamps.2

おもてなしの花シリーズ第15集が明日12月14日に発売されます

デザインされた花はコブシ、ポピー、ウメ、サクラ、ナノハナ・モモ

ということでシートで見ると優しい色合いがとても綺麗です

2014年から始まった「おもてなしの花」シリーズですが

相手への気持ちを伝える「おもてなし」という言葉と

ただ咲く花を題材に美しさを伝えています

今年で6年目に入ったこのシリーズですが

いつまでも続いて欲しい企画だと思っています


花のデザインはどんな方がされてるのか気になって調べてみたところ

中丸ひとみさんという切手デザイナーの方がされていました

2007年の郵政民営化から現職についてるということです

手紙には欠かせない切手ですが、押されてるスタンプにも注目してみました

最近ではスタンプ愛好家もいらっしゃるようで「郵趣のための押印サービス」

というのがあるようです

お寺や神社で参拝したときにいただく「御朱印」が人気だそうですが

スタンプラリーのような感覚で集印してくのと同じで楽しそうです


聞いた話によれば郵便局員はそれぞれ自分専用スタンプを持ってるということです

使い古された消印を辿っていくと、当時押したであろう局員さんにたどり着く

というのもなんだかロマンがある話です



母の人となりを見立てた作品「My precipous one」にも花の切手を使用し

時代の回顧を求めています

実際の花、写真に撮られた花も美しいのですが

私と母をつなぐのは手紙です

手紙に使用された切手を見ると思い入れが蘇ってきて、何だか子供のころに戻るように

感じています

また、使い古された切手を再利用することで「思い出す」「使ってみる」

ことに繋がり歴史が可視化されると考えました



もう一つ郵便局に気になるサービスがあったのでご紹介します

「オリジナル切手作成サービス」です

私も作品には使用しませんが花の切手を作成してみました

2011年に深大寺植物公園バラ園で撮影したバラの写真です

当時はバラと牡丹を撮影し作品を仕上げようと考えていたのですが

「My precipous one」に使うとは思ってもみませんでした

画面いっぱいに花を入れてますが、具象というより抽象的に捉えようとしてました




意識してませんでしたが、ジョージア・オキーフのようですね




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Takuji Otsuka|アート、写真家、コンセプチュアルアート、20世紀写真

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